こんにちは、xingです。
首都圏にお住まいの方は日帰りでも行ける横浜ですが、横浜観光に便利なフリーきっぷが様々な交通機関で売られています(JR、横浜市交通局、京急、横浜高速鉄道など)。
それぞれに一長一短があるのですが、今回は横浜市内中心部の観光に便利な「横浜1DAYきっぷ」(京急)をご紹介します。
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横浜1DAYきっぷのフリー区間と料金

横浜1DAYフリーきっぷのフリー乗降区間ですが、結構広いです。
- 京浜急行(横浜〜上大岡)
- 横浜市営地下鉄ブルーライン(横浜〜伊勢崎長者町)
*伊勢崎長者町〜上大岡は乗降不可 - みなとみらい線(全線)
- 横浜市営バス(指定区間)
- 周遊バス「あかいくつ号」
京急の各駅から往復の乗車券がセットになったものもありますが、このフリー区間のみ(すなわち横浜や上大岡などから使用)であれば料金は840円です。
他の事業者のフリーきっぷと比べて少し高いですが、フリー乗降できる事業者が多いことから、横浜駅周辺・みなとみらいエリア・元町中華街に加えて三渓園や京急沿線(弘明寺など)まで、幅広く行動できます。
ただし、JR線は使えないのでご注意ください。
どうしてもJR線を使いたい方は、JRの「ヨコハマ・みなとみらいパス」(530円)があるのですが、「横浜1DAYきっぷ」と比較した場合、JR根岸線で石川町〜新杉田間を利用したい方くらいしかメリットが思い浮かびません。
JR根岸線で横浜〜石川町間であれば「横浜1DAY」のでもカバーできるので、あえて「ヨコハマ・みなとみらいパス」を選ぶメリットはないでしょう(横浜1DAYきっぷに比べたら安いことがメリットでしょうか)。
「横浜1DAYきっぷ」で行ける観光ルート
今回はこんなルートで回ってみました。
行き先 | 区間(交通機関) |
三渓園 | 横浜駅東口〜(横浜市営バス)〜三渓園入口 |
中華街 | 三渓園入口〜(横浜市営バス)〜山下町 |
港の見える丘公園 | 中華街朝陽門〜(あかいくつ号)〜港の見える丘公園 |
山下公園 | この区間は下り坂なので徒歩 |
みなとみらい | 日本大通り〜(みなとみらい線)〜みなとみらい |
横浜駅 | みなとみらい〜(みなとみらい線)〜横浜 |
上大岡駅 | 横浜〜(京浜急行)〜上大岡 |
横浜周辺の交通機関は初乗り料金だけで200円以上かかることがほとんどなので、十分使い出があります。
それぞれのスポットを順番にご紹介しましょう。
横浜1DAYきっぷで行った場所
三渓園

三渓園は秋の紅葉スポットとして有名ですが、この時期の睡蓮も非常に綺麗です。
横浜駅からは、東口バスターミナル(2番)から横浜市営バスに乗車して40分程度で着きます(8番、148番)。
他の系統番号でも近くまで行けるのですが、「横浜1DAYきっぷ」では山下ふ頭入口〜三渓園入口までは乗降不可となっており、三渓園入口まで行けるバスの系統が限られていることにご注意ください。
三渓園はそこそこ広いので、急いで見て1時間くらい、じっくり見ると2時間は必要です。
三渓園旧矢箆原家住宅 三渓園大池
中華街
三渓園入口から再度横浜駅方面に向かって横浜市営バスに乗車します(20分程度)。
三渓園の開園時刻が9時ですので、じっくり見て中華街に行くとそろそろランチタイムが近づきます。
山下町バス停で降りてしばらく進むと中華街のメインの入口である朝陽門に着きますので、ここから入って散策&ランチを楽しむとよいでしょう。

港の見える丘公園

ランチ後は港の見える丘公園です。
中華街から元町を経由して歩くこともできますが、往路は登り坂が続きますので、周遊バス「あかいくつ号」を使って登ってから下り坂を戻ってくると楽です。
中華街から最も近いバス停では「中華街・朝陽門」があり、横浜ローズホテル前の羽田空港行きのバスのりばと同じ場所に位置していますので、ここから乗るとよいでしょう。
中華街から港の見える丘公園まではおよそ5分で到着しますので、閑静な雰囲気と、そこから見える横浜の都会の風景をお楽しみください。

元町を経由して山下公園へ
港の見える丘公園から元町へは歩いて下ることができます。中華街で美味しいランチをいただいた後の軽い運動にぴったりです😊
元町には1888年創業で歴史がある「ウチキパン」がありますので、買って帰ってもよいですしょう。「食パン発祥の地」と言われるほどの歴史があり、連日混雑していましたが、昨今はコロナ禍の影響で客足も落ち着いています。平日であればそれほど並ぶことなく、老舗のパンを購入できます。
また、元町といえば年に数回開催される「元町チャーミングセール」です。
最近は6月に開催されましたが、昨今のコロナ禍の影響もありますので、事前にスケジュールを確認してからお越しください。

元町から山下公園までは歩いて10分くらいです。
途中にはかつての横浜のシンボルでもあった「マリンタワー」が見えますし、先ほど訪れた中華街で買い忘れたお土産などあれば買いに寄ることもできます。
山下公園散策後はみなとみらいへ
山下公園散策後はみなとみらい線に乗って、「みなとみらい」駅を目指しましょう。
「日本大通り駅」まで来たら「赤レンガ倉庫」は歩いても行けますので、体力に自信がある方はそこから歩いても構いません(そうすると港の見える丘公園〜元町〜山下公園〜みなとみらい間をほぼ歩き通すことになりますが・・)。
みなとみらい駅で降車すると、「マークイズみなとみらい」や「横浜ランドマークタワー」「クイーンズスクエア」など、みなとみらいを代表するビル群が見えますので、買い物やティータイムを楽しむことができます。
みなとみらい高層ビル群 サークルウォーク 赤レンガ倉庫(2号館)
家族連れであれば、大観覧車で有名な「横浜コスモワールド」もこのエリアにあります。「コスモワールド」は入場料無料ですので、ちょっと覗いてみて気に入ったアトラクションがあれば乗るということもできます。
買い物やショッピングモールの散策が好きな方はこのエリアにはどれだけいても時間が足りないでしょう。
みなとみらいエリアの次は横浜駅へ

再びみなとみらい線に乗って、横浜駅を目指します。
横浜駅は2020年6月に駅ビル商業施設のNEWoman YOKOHAMAがオープンしました。
長らく工事の足場に囲われていた横浜駅ですが、工事もひと段落したようです(まだ完成ではないので工事は当分続くそうですが)。
ここまで来ると時間も夕方になると思いますので、ティータイムやディナーをお楽しみください。
「横浜1DAYきっぷ」は非常にお得だった!
これだけ乗っても交通費は「横浜1DAYきっぷ」の840円だけでした。
「横浜1DAYきっぷ」だけで、横浜駅・みなとみらい・元町中華街・三渓園までたっぷり一日満喫できるので、やはりお得な割引乗車券であるといえます。
この日は強風で欠航だったのですが、山下公園〜みなとみらい、またはみなとみらい〜横浜駅間で「シーバス」を使うとさらに行程が面白いです(「シーバス」は別料金ですが、全区間(横浜駅〜山下公園間)乗っても700円なので決して高くはなく、横浜らしい行程に仕上げることができます。
新型コロナウイルスの影響が完全に拭い切れない中ではありますが、東京近郊でまずは近場の日帰り旅行にもぴったりな内容ですので、是非機会があれば使ってみてください。
一日で行った場所を1分程度の動画にまとめましたので、雰囲気をお楽しみください(GO PRO HERO8で撮影してみました😊)。