急転直下!GO TOトラベルキャンペーン実施内容見直しへ

こんにちは、xingです。

こちらのサイトでも何度かGO TOトラベルキャンペーンについてご紹介いたしましたが、この度の政府発表で実施内容が大きく変わりました。

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GO_TOトラベル東京も対象へ!

こんにちは、xingです。この夏休みの旅行でGO TOトラベルキャンペーンの恩恵にあずかって旅行に出かけた方もいらっしゃるかと思います。その一方で、急遽東京在住者が除外されたり、東京への旅行が対象外になったため、断念せざる[…]

Tokyo_station_marunouchi

東京都民の旅行と東京への旅行はGO TOトラベルキャンペーンの適用対象外

今回の政府発表では、以下の旅行はGO TOトラベルキャンペーンの対象とはしないという内容でした。

  • 東京都民の旅行(例:東京都民が沖縄へ行く)
  • 東京への旅行(例:大阪の人が浅草に泊まって観光をする)

東京を中心とした感染者拡大を受けた措置ということですが、これでは東京都民の方も納得されないでしょう。

東京の感染拡大が落ち着けば東京もGO TOトラベルキャンペーンの対象とするそうですが、それでは経済圏をと共にする1都3県の現状はそんなに違うのか、と言えばそんなことはないですし、さらに言ってしまえば神奈川県相模原市の人はキャンペーン対象となるが、すぐ隣の東京都町田市の人は対象外という何とも不平等な発表です。

東京を目指す旅行先としては川崎と市川に注目?

これだけ感染症拡大が再び取りざたされる中でGO TOトラベルキャンペーンに乗って東京に行くというのも気が引けますが、それでもいかれる方は神奈川県側は川崎、千葉県側は市川に注目するでしょう。

特に川崎は羽田空港からもアクセスが便利であることと、横浜や鎌倉への観光にも便利な場所に位置しています。

一方で宿泊施設の数は東京都に比べると少ないので、今後は若干取りづらい状況になることも予想されます。

申し込み済みの東京都民の旅行はどうなる?

既に申し込み済みの東京都民の旅行について、東京都内の大手旅行会社に聞いてみたところ、特段の救済措置はないとのことでした。

7/21の国交相会見では一転して「キャンペーン対象外の旅行者の取消料を補填する」という内容になりました。

こちらもまだ詳細は確定ではないですが、「旅行会社には旅行者に対し取消料を請求しないよう指示し、旅行会社が負担する取消料を政府が肩代わりする」という概要です。

こちらもまた詳細が発表されましたら追記します。

出発が8月の後半であればまだ取り消しても高額なキャンセル料はかかりませんが、GO TOトラベルキャンペーンの開始直後となる7月の4連休はすでに相当なキャンセル料金の対象となってしまいます。

今回の政府発表によれば、申し込み済みの東京都民の旅行に関する補償はされないということと、ましてやそれを一民間企業である旅行会社が補填するということは考え難いのでやむを得ないでしょう。

それにしても、巨額な(1.6兆円!)税金を投入して実施するGO TOトラベルキャンペーンですが、このような結末になってしまうのは何ともやりきれない、不公平感しか感じません。

団体旅行、若者や重症化しやすい高齢者もGO TOトラベルキャンペーン対象外!?

加えて、昨日(7/17)国土交通省より発表されましたが、「若者や高齢者の団体旅行、大人数で宴会を伴うツアーは控えるよう」という内容でした。

しかしながら、若者や高齢者、団体も「何名以上」という明確な線引きはないため旅行会社に判断をゆだねるという、現場丸投げの施策となります。

既に現場(旅行会社)は大混乱、次は現地に波及か

16日に国交相から「東京都民の旅行、東京への旅行は対象外」と発表があった後、都内の旅行会社各社にはGO TOトラベルキャンペーンを見越しての予約(10日以降に入った分)のキャンセルが殺到して大混乱となっています。

次は22日以降にGO TOトラベルキャンペーンが始まった後ですが、現地での宿泊施設でのチェックイン時に支援対象(すなわち東京都民ではないこと)であることを確認するために本人確認を行う手順になります。

例えば、ここで「東京都民であるが支援対象でないことを知らなかった。今からでも取り消したい」(これだけニュースになっているのでそんなことはないでしょうが)という申し出があったり、「なんでいちいち本人確認をしなければならないのだ」などトラブルに発展した場合の対処方法などが全く明らかではないため、結局は現地に負担がかかる施策となりかねません。

この夏は感染拡大防止を最優先とした行動を

当初、この新型コロナウイルスも夏にはある程度落ち着いてくる(日本の夏は高温多湿なので)と思われていましたが、世界各国における感染状況と、ここ2週間程度の日本国内における状況を見るとどうもそうでもなさそうです。

一人あたり最大2万円(しかも1泊につき)というGO TOトラベルキャンペーンは非常に魅力的ではありますが、10日のGO TOトラベルキャンペーン詳細発表以降の予約状況からしてもそれほど勢いがあるものではなく(お盆でもまだ空室・空席あり)、旅行客の反応は極めて限定的です。

施策金額としては非常に魅力的ではありますが、内容もまだ固まりきっておらず(GO TOトラベルが今後さらなる「後だしジャンケン」で改悪に向かう恐れも否定できない)、この夏はまだ引き続き「忍耐の夏休み」となりそうです。

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