今日3月16日はANA(全日空)がウラジオストクに就航した日です。
ANAの東京-ウラジオストクの初便は、昨今のコロナウイルスの影響で乗客40名となんとも寂しい船出でしたが、これでついに日系航空会社2社の東京-ウラジオストク路線が揃いました!
ますます行きやすくなったウラジオストクですが、実はウラジオストクはホテルの数がそれほど多くありません。
国の主要都市にあるような、HやSやIをロゴとした某外資系のホテルは皆無であることと、ホテルそれぞれが大きくないためハイシーズンには必然的に取りづらくなります。
ウラジオストクは元々外国人が観光に訪れる前提の都市ではなかったため、ホテルの充実にはまだまだ時間がかかりそうです。
今回は、私が泊まった2軒のホテルについてご紹介したいと思います。
エクエイターホテル(Экватор Отель)
「赤道」を意味するEquatorがホテル名に冠されており、ウラジオストクではなんともアンバランスな名称に思えます(笑)
驚くのは外観に英語表記がなく、”Экватор” と看板に書いてあるのみなので、初めて訪れる際は「本当に合っているのか?」と不安になります。
アムール湾から徒歩5分程度、メイン通りのスヴェトランスカヤ通りも7分程度なので立地は悪くないですが、丘の上に建っているのでホテルに行くときは毎回坂を上らなければなりません。
料金も1名5,000〜7,000円程度と、日本のビジネスホテル程度で宿泊できます(繰り返しになりますが、ウラジオストクは宿泊代金が高いので、エコノミーランクでもこれくらいの料金です)。

客室について


客室は日本の機能的なビジネスホテルに比べると素っ気ない雰囲気です。
一部の客室は最近改装されたそうなので、画像は参考程度にご覧ください(改装されていればこの画像よりは良くなっています)。
水回りについては、バスタブはなくシャワーブースのみであることと、スリッパはないのでご自身の携帯用を持っていくことをお勧めします。

このホテルの特色は、なんと言っても眺望でしょう。
丘の上にあるので、海側の部屋をアサインされるとスポーツ湾をこのように望むことができます。
冬の朝(かなり暗いですが、7:00過ぎ)なので暗めですが、夏の晴れた日中であれば開放的でしょう。
こちらは西を向いていますので、天気が良い夕方にはアムール湾に沈む夕陽を眺めることができます。
朝食について

朝食はビュッフェ形式ですが、種類はそれほど多くありません(次に紹介するホテル・アムールベイの方が種類が多かったです)。
画像の通り、スモークサーモンやオイルサーディンなど、ロシアらしいメニューを用意してくれていることはありがたいです(他にロシアのクレープ、”ブリヌイ”もありました)。
朝食会場は決して広くないですが、部屋数がそれほど多くないので混み合うことはなさそうです。
エクエイター ホテル
所在地:Naberezhnaya Ulitsa, 20, Vladivostok, Primorsky Krai
ア ホテル アムールベイ(Отель Амурский Залив)
エクエイターホテルと同じアムール湾に沿ったエリアに建つホテルです。
ウラジオストクには100室を超える部屋数を持つホテルが少ないですが、このホテルは200室ほどの部屋数がある大きなホテルなので、大型ホテルをお好みの方は選択肢としては良いでしょう。
その代わり客室は古く、私が泊まった “エコノミーツイン” はベッドライトの配線剥き出し、TVも今時ブラウン管など、随所に歴史を感じました。

客室について

私はエコノミーツインの客室に宿泊しました。
海側の部屋をアサインされたのですが、低層階でもあったため、目の前は工事現場・・。どうせ日中はホテルにいることはほとんどないので、気になる方はエコノミーツインは避けた方が良いでしょう(館がいくつか分かれているようです)。先にご紹介したエクエイターホテルに比べてお安く、ウラジオストク駅からも徒歩(坂を登り続けた先にありますが)で行けるので、選択肢として悪くありません。
同じエリアにある “アジムットホテル” のエコノミーランクホテルなので、少しでもグレードを上げたいのであれば “アジムットホテル” を選択するという手段もあります。


朝食について
料金の割りに種類は豊富です。エクエイターホテルに比べても品数は多いように見えました。また、朝食会場も広々としているので、早い時間帯に行けば混雑することもないでしょう(朝食は7:00〜)


ア ホテル アムールベイ
所在地:Ulitsa Leytenanta Shmidta, Vladivostok, Primorsky Kray
お気に入りの1軒に出会えますように
今回ご紹介したホテルはかなりリーズナブルな部類に入りますが、これよりも安いホテルもあります。
先ほど述べたように、かつて外国人の立ち入りが許されていなかったウラジオストクはホテルの数が少ない都市です。
どこのホテルも日本人が多く訪れるようなリゾートや大都市にはない風情を持っていますので、皆様がお気に入りのホテルに巡り合えることを祈っております。