無料かつ短期間で取得可能なロシア電子ビザは便利!

日本のパスポートは「世界最強」と言われます。
我々の諸先輩方の努力の甲斐もあり、海外での日本人の信用はかなり高いといえます。そのため、ほとんどの国と地域ではビザ(査証)なしで入国することができますが、ロシアは査証(ビザ)が必要です。
ここでは、その特徴と取得方法をご説明いたします。

申請の手順はコチラ!

先日の記事でロシア電子ビザについてご紹介いたしました。取得方法は至って簡単ですが、今回は取得の流れについてご紹介いたします。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://travelabo-jp.com/r[…]

電子ビザ以外はコチラ!

こんにちは、xingです。以前の記事でロシアの電子ビザについてご紹介しました。確かに電子ビザは「早い!」「安い!」(むしろ無料!)「便利!」の三拍子そろっているので、ロシア旅行を身近にしてくれるのですが、一方でデメリットもあります。[…]

ロシアの電子ビザとは

こちらがロシアの電子ビザです。
かつてのロシア旅行はロシア政府が認めた旅行会社で現地手配を完成させ、「ヴァウチャー」と呼ばれる、現地の手配確認書を提出することでビザを取得するところから始まりました(手続きが大変!)。
しかしながら、2017年より一定の条件のもとで電子ビザを取得できるようになったことにより、ロシアへの旅行が大変身近なものとなりました。

ロシア電子ビザ(イメージ)

ロシアの電子ビザの取得条件・費用など

ビザ取得条件

・対象の国に属する国民であること(日本国民は当てはまります)
・8日以内の旅行であること(暦日で8日であることに注意!)。
・出発の20日前から4日前までに申請を送信すること
所定の国境地点から出入国すること(これ重要!)
同一のエリア内で完結する行程であること(すごく重要!)
・オンラインで申請すること。
(ロシア連邦外務省)https://electronic-visa.kdmid.ru/index_jp.html

特に、取得条件の「所定の国境地点から」と「同一のエリア」というのは重要です。後ほどの注意点で触れたいと思います。

ロシア電子ビザ取得に必要な費用や期間について

・取得のための費用は無料(手数料などかかりません!)
・申請を送信してから4日以内にメールでビザが送られてきます。

ロシア電子ビザの注意点

所定の国境地点からの出入国であること

東京=ウラジオストク=東京という空路での単純往復である場合は特に気にする必要はありません。しかしながら、多くの国と国境を接しているロシアは、空路だけではなく陸路などでの出入国も可能です。特に、中国から陸路で出入国される場合は、所定の国境地点が該当しているか(しかも取得する国籍によって使用できる国境地点が異なるというトラップもあり)、同じ場所でも交通手段で使用可否が異なるので、事前に確認しましょう。

同一のエリアで完結する行程であること

東京=ウラジオストク(経由)=ハバロフスク=東京などの行程の場合は要注意です(というより使えません!)。ウラジオストクが属するエリアとハバロフスクが属するエリアは異なるので、このような行程の場合は通常のビザが必要です。
参考までに、同一エリア内であれば、入国地点と出国地点が異なっても使用できます(列車で中国からポグラニチニを経由して入国し、飛行機でウラジオストク空港から出国する場合、など)。

電子ビザで同一エリアであれば入国地点と出国地点が異なっても問題ないか問い合わせた際の回答(今回はウラジオストクが属する沿海州での事例です)

対象エリアの外に行かない

これは入国後ですが、勝手に申請エリアから出ることはできません。
特に、ロシアでは国内の交通機関(鉄道や飛行機)であればビザを確認しないケースもあります。
少し出てしまって、出国は元々の申請エリアからであれば戻ればよい(良くはないですが・・)ですが、出国がそもそも異なるエリアの場合は、問題になりますので注意しましょう(この注意喚起はかなり極端ですが)。

「ロシア電子ビザ」を用いた出入国に関する注意喚起(在ロシア日本大使館)
https://www.ru.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzen20190430.html

電子ビザが使えるようになり、ますます行きやすくなったロシア。
2020年春からは日本の航空会社(日本航空、ANA)もウラジオストクやモスクワに新規就航となり、今後注目の旅行先となること必至です。
電子ビザの制度を活用して、ロシアの新たな魅力に触れてみましょう!

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